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最新記事【2009年11月01日】

イチジク(無花果、映日果、英語 木はfig tree、実はfig)は、クワ科イチジク属の落葉高木。学名はFicus carica。別名、蓬莱柿(ほうらいし)、南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)など。原産地はアラビア南部で、紀元前3000年頃には栽培されていた。日本には、1630年長崎に渡来した。不老長寿の果物ともいわれている。

イチジクの生態

葉は三裂または五裂掌状で互生する。浅く三裂するものは江戸時代に日本に移入された品種で、深く五烈して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来したものである。葉の裏には荒い毛が密生する。葉や茎を切ると乳汁が出る。

初夏に花軸が肥大化した花嚢の内面に無数の花をつける。このような花のつき方を隠頭花序(いんとうかじょ)という。雌雄異花であるが同一の花嚢に両方の花をつける。栽培品種には雄花がないものもある。 自然では花嚢内部にはイチジクコバチが生息し、受粉を媒介する。栽培されているイチジクでは自花受粉、または接木が行われるため、市販されているイチジクにはイチジクコバチは生息していない。

果実は秋に熟すと濃い紫色になる。食用とする部分は果肉ではなく花托(かたく)である。


イチジクの用途


日本国内では主に生食する。乾燥品もあるが、イラン、トルコなどでは、収穫した果実を天日乾燥させる方法が取られ、アメリカ・カリフォルニア州では木の上で乾燥させてから収穫する方法が取られている。生食品も乾燥品もそのまま食するだけでなく、パン、ケーキ、クレープ、ビスケットなどの菓子類のほか、スープやソースの材料としても用いられている。

原料
加工原料として、ジャムが製造されている。また、乾燥させたイチジクから、ペースト、濃縮果汁、パウダーなども生産されている。可食部だけを冷凍したものも流通している。

イチジクの旬

8月-10月頃

イチジクの活用

醸造
果実を原料にしたワインや酢が製造されている。

食品添加物
食品添加物の原料となる。イチジクの樹液にはフィシンという酵素が含まれており、日本の既存添加物名簿に収載され、使用が認められている。

また、イチジク葉抽出物は製造用剤などの用途で、かつて日本の既存食品添加物名簿に掲載されていたが、近年販売実績がないため、2005年に削除された。

薬用
熟した果実、葉を乾燥したものは、それぞれ無花果(ムカカ)、無花果葉(ムカカヨウ)といい生薬として用いられる。果実を干したものは緩下剤に使われた。 また果肉や葉から出る乳液にはゴムに近い樹脂分が含まれるが、民間薬として、痔や疣(いぼ)に塗布したり、駆虫薬として内服した。

イチジクの栄養

果実には果糖、ブドウ糖、蛋白質、ビタミン類、カリウム、カルシウム、ペクチンなどが含まれている。クエン酸が少量含まれるが、糖分の方が多いので、甘い味がする。 食物繊維は、不溶性と水溶性の両方が豊富に含まれている。

イチジクの特産地

日本 愛知県西三河地方(安城市、碧南市) 茨城県稲敷市 富山県大沢野町 京都府城陽市 奈良県大和郡山市 大阪府藤井寺市、羽曳野市 兵庫県川西市 和歌山県紀の川市 鳥取県西伯町、南部町 島根県多伎町 広島県広島市西区古江、尾道市 福岡県行橋市

中国
新疆ウイグル自治区
イラン
トルコ
ギリシャ
エジプト
フランス
アメリカ合衆国
カリフォルニア州

イチジクの文化

エデンの園で禁断の果実を食べたアダムとエバは、自分たちが裸であることに気づいて、いちじくの葉で作った腰ミノを身につけたと、旧約聖書の創世記には記されている。ルカによる福音書には実のならないイチジクの木のたとえ話が記されている。実がならないイチジクの木を切り倒すのではなく、実が実るようにキリストは世話をし、肥料を与え、育てたという。聖書ではイスラエル、また再臨・終末のたとえと関連してしばしば登場する。 東南アジアには中国語で「無花果」と呼ばれる甘く味付けした菓子もあるが、原料はパパイヤを千切りにして干した物で、イチジクとは無関係である。 カリフォルニアでは毎年8月に“Fig Fest”というイチジクのフェスティバルが開催されている。 古代ローマの政治家・大カトーは、第一次・第二次ポエニ戦争を戦った敵であるカルタゴを滅ぼす必要性を説くため、演説のひとつとして、カルタゴ産の見事なイチジクの実を見せて「これほど見事なイチジクを産する国が3日の距離にいる」と言ったとされている。(流通が発達していない古代は、市場に出回るようなイチジクは、乾燥させたものが一般的であった。にもかかわらずカルタゴから運ばれたイチジクが生食できるほど新鮮である事で、カルタゴの脅威が身近にある事をアピールした)

wikipediaより引用

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